2018年の1月に発行された新しい本です。
読み聞かせの本選びの参考にしてください。同じ著者の過去の作品も案内しています。
『かたあしの母すずめ』 
作: 椋鳩十
絵: 大島妙子
出版社: 理論社
発行日: 2018年01月
出版社からの内容紹介(一部)
編集者コメント
蛇に卵を盗られようと巣が煙にまかれようと、決して絶望せずに前をむく母親雀の姿。昭和16年に書かれたこの作品は、戦争という死を賛美さえする世にあっても動物に託すことで屈っさずに、椋鳩十が「命の重み」をこどもたちに伝えたくて書いた作品です。引用元:『絵本ナビ』
著者(椋鳩十さん)の他の作品
作画者(大島妙子さん)の他の作品
- 『オニのサラリーマン』
- 『ジローとぼく』
(文も)
- 『おかあさん おかあさん おかあさん…』
(文も)
Twitterでの続き
著者の椋鳩十さんは「あの」『大造じいさんとがん』 の作者だったんだ。 題名は知ってても作者の名前までは覚えてなかったな。 編集者コメントの「「命の重み」をこどもたちに伝えたくて書いた作品」という所に惹かれた。 最近「想い」や「伝える」というキーワードが心に響いてくる。
理論社では椋鳩十さんの作品を子供向けに絵本化シリーズしているそうでこの作品は第3弾。 『大造じいさんとがん』が第1弾。
編集者コメントの「気鋭の画家が全力で絵を描き」にも惹かれるものがあった。 作画の大島妙子さんは自分で文章も書くし、他の人の絵も手掛けている。 「出版社退社後、絵本を描き始める」とあるので、よっぽど本が好きなんだな。
話は変わるが、「かたあし」つながりで。 昔小学校の国語の授業で『かたあしだちょうのエルフ』 という作品を読んですごく印象に残って今でも記憶の片隅にある。 今調べてみたら自分の生まれた年に出版された作品だったようだ。
そうそう、こんな絵だった。 当時の自分はこの手の絵は好きではなかった。どちらかと言うと嫌いな方。 話の内容も足をなくしてしまうというもので、子ども心に「(異質なものに対する)こわさ、気持ち悪さ」を感じていた。 それでも、それなのに、心に突き刺さる何かがあったので覚えているのだろう。
「生き方」というものを教えてもらったのかもしれない。 まだ自分はその域には全然達していないんだけどね・・・。


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